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カッとなってやった。今は後悔していない。
ルキズ若菜×岡田という意味がわからない方はそのままブラウザバック。
どんと恋な方は続きから。
ジャンルに入れてもいいと思う今日この頃
「だったら俺のせいで死ねばいい」
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「若菜、わかな」
「うるせー」
ぽすん、と背中に温もりが伝わる。
長いドレッドの髪が首筋にあたってくすぐったかった。
「わかな」
泣いてるのか、と、声にはしなかった。
しなくても、わかったから。
ひとつの嗚咽と、息を呑む音。
「わかな、わかな」と呟くそいつの声は嗚咽にかき消されて。
次第に、何も聞こえなくなった。
ふーとタバコの煙を吐き出せば、その瞬間にタバコの灰が地面に落ちた。
それがどんどん山になって、本日5本目のタバコがなくなった。
6本目を取り出したとき、その手が阻止された。
「たばこ、」
「お前は駄目だ」
俺の手からタバコを引っ手繰ろうとするからその手を振り解いた。
「なんで」
「駄目だ」
たぶん、まだ泣いてるんだろうなあって思った。
「でもさ、吸ってる人より、その隣にいる人のが悪くなるんだよ」
ちょっと笑ったような声が聞こえた。
「だから、俺、死ぬかもね」
今度はちゃんと笑った。
くすくすと、笑ってた。
「若菜と一緒にいると、俺、しぬんだ」
俺と背中合わせになると、頭をコツン、とつけてきた。
「後、どれくらいで死ぬかな」
Then you should die because of me!